ご葬儀に関するマナーや知識についてご紹介いたします。
いつ訪れるかわからないご葬儀に備えて、基本的な知識を身に付けておきましょう。
結婚式と葬儀が重なった時は、どちらを優先すべきでしょうか。
どちらも大事ですが、考えてみましょう。生ある人と逝く人を思う心、喜びと悲しみ。
分かち合う行為は同じでも、思いやりと心遣いという意味では葬儀を優先したいですね。
危篤のお見舞に伺う時の服装は、どんなものがよいのでしょうか。
喪服や黒い服はいけません。薄いグレーや紺色など、落ち着きのある地味な色の服がよいいでしょう。
また、指輪やイヤリングなどの装飾品も控える方がよいでしょう。
御香典を包む時に気をつけたいこと
御香典は、お通夜や告別式に参列する時に持参します。
両方うかがう時は、お通夜に持って行きましょう。中袋には姓名と住所、金額を書きます。金額は縦書きにして「金壱万円」のように「金」をつけて漢数字で書きます。
記入欄が横書きなら「10,000円」とアラビア数字で書きます。お金は新札は避けますが、あまり汚くない紙幣を包みましょう。
不祝儀袋を閉じる時は、お祝いごとと反対に、下側を先に折り返し、上側を重ねてたたみます。
参列できない時は
遠方だったり、健康上の理由などでお通夜にも葬儀にも参列できない場合は、弔電を打ち、御香典を現金書留で送ります。
お金は必ず不祝儀袋に入れてから現金書留用の封筒に入れること。郵送の場合は、金額に関わらず、水引が印刷された不祝儀袋でもOK。
書留用の封筒と、封筒に合わせたサイズの不祝儀袋のセットもあります。
罫線のない真っ白の紙に書いたお悔やみの手紙を同封することを忘れずに。
宛名は喪主か、自分の知っている遺族に対して、間違っても故人あてにはしないこと。
弔電の打ち方
弔電の宛名は喪主か知ってる遺族の名前、または「○○様御遺族」にします。
文例は、
「○○様(または「ご尊父様」「ご母堂様」など)のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」
「在りし日のお姿をしのび、心よりご冥福をお祈りいたします」など。
罫線のない真っ白の紙に書いたお悔やみの手紙を同封することを忘れずに。
また、NTTでは文例集があり、その番号を選ぶだけで申し込めるので便利です。
申し込む時は115番に電話、またはhttp://dmail.denpo-west.ne.jpで。
料金は文字数、漢字電報かかな電報かによって違い、慶弔用は一般用より高くなります。
香典辞退の場合
故人の遺志やその家の方針などで、香典を辞退されることがあります。
「香典、供物の儀、固くお断りいたします」と知らされたら、それに従い、何も持たずにお通夜や葬儀に参列するのがマナーです。
無理に押しつけたり、そっと置いてきたり、後で郵送してはいけません。
それでも何らかの形でお悔やみの気持ちを伝えたいなら、しばらくたってから遺族あてに、その後の様子を気遣う手紙を出すといいでしょう。
ご葬儀の後にすべきこと・マナーとしてのチェック
- 会葬者の芳名録の整理 住所・電話番号なども調べておく
- 御香料の整理・御香料控え帳の整理・確認
- 忌明け法要の招待人の人数調べ
- 僧侶依頼
- 会食手配(場所・料理)
- 御香料返しの品定め
- 忌明け挨拶状印刷・喪中ハガキ印刷
- 法要返しの品定め(35日・49日)
ご葬儀の後にすべきこと・法律・税金にかかることのチェック
- 市役所などに死亡診断書による死亡届
- 相続税の申告
- 国民年金受け取りの為の裁定請求
- 銀行預金・郵便預金の相続手続き、非課税貯蓄の死亡申告
- 亡くなった方の所得税の確定申告
- 生命保険金の受け取り手続き
- 種身分証明書の返却
- クレジットカード脱会届
- 各種相続同意書の作成
- 亡くなった方の関与する各種(借家等)の契約書書き換え